今日は天気が良かったので、午後からみんなで散歩に出かけることになりました。
今年は9月半ばごろから10月の前半まで例年にないほどの曇りつづきでしたが、この日は夏が戻ってきたような日差しの強さでした。でも風は秋めいていて涼しく、久しぶりに太陽の光を浴びながら歩くのが気持ち良かったです。
家の周りに様々な秋の花が咲いているのを見ながら歩いていくと、10分ほどで武者小路実篤記念館の公園の緑が見えてきます。
この公園は、武者小路実篤が晩年の20年間を過ごした邸宅の跡地で、一歩足を踏み入れると住宅地の中にあるとは思えないほど自然豊かで静かなところです。
公園内には、まだ蚊が多く飛んでいて、みんなあちこち刺されました。蚊に刺されやすいのは、足の裏の菌の数が多い人らしいです(^^)
池のそばにある東屋で一休みしながら下の水路を見ると、ザリガニがいるのが見えました。職員さんのお話では昔ザリガニを釣って飼っていたことがあるそうです。
池の中には鯉や亀もいて、人に慣れていて近寄っていくと水面まで上がって口をパクパク開けるのが可愛くて、事務所でエサをもらってみんなで投げてあげました。
鯉ばかりが食べてしまうので、亀にもエサをあげようとみんなでエサを投げるのですが、やっぱり鯉が来て食べてしまう様子がおかしかったです。
そのあとトカゲを見つけた職員さんがすかさず捕まえてみんなに見せてくれました。
帰り道ではカマキリを見つけました。
夏に活発に動くカマキリをこの時期に見かけるのは珍しく、指で触っても動かずにじっとしていました。
公園を歩き回りながら山椒の葉っぱを取って匂いを嗅いでみたり、ずっと聞こえている水の音に耳を澄ませてみたり、普段はできない体験ができて楽しい一日になりました。